なるべく痛みを感じさせない・抜かない治療

痛みを最小限に抑えるため、治療時に「表面麻酔」を行います。麻酔後時間を置きすぎると、かえって麻酔の効きが悪くなりますので、適度な時間に「電動麻酔器」で麻酔を行います。
麻酔による痛みの要因のほとんどが、「麻酔液を注入する時」です。電動麻酔器を使用すると、人の手で行う時の注入速度のブレが起きず、同じ速度でゆっくり麻酔液を注入できます。これによって、当院の患者様にはほとんど痛くなかったと言っていただいています。

当院では「浸潤麻酔」を行っています。歯科で一般的に行なわれている局所麻酔法で、粘膜や骨膜の下に麻酔を打って浸潤させる方法です。その部位全体に麻酔効果が得られます。伝達麻酔は、舌が痺れることがあるため、当院では行っていません。

また、当院では可能な限り「歯や神経を抜かない、削らない」治療を心がけています。

どうしても抜く必要がある時や、抜いた方が治療がスムーズで結果も良いことが見込めた場合以外は、なるべく歯や神経を残すような治療を行っています。
ご高齢になると、きちんと噛んで食べられないと、ほかの症状を引き起こすともいわれています。そのためにも、なるべく歯を保存できる治療を行っています。

お子様を怖がらせない治療

お子様の診療では、最初の来院では歯を触らず、薬も塗らないようにしています。
親御様と一緒に診療室に入っていただき、話しかけてコミュニケーションを図ります。
小さいお子様の場合、2回目からフッ素塗布などを行いますが、果物の味のするフッ素など、甘い味のものを使用しています。
幼少期から歯科医院に対して怖いイメージがついてしまうと、成長後も歯科への抵抗感を持つようになってしまい、通院・定期検診などを受けなくなります。

小さい頃からリラックスして気持ちよく治療を受けていただく環境をこころがけています。

予防歯科について

4か月~6か月に1回の定期検診をおすすめしています。当院は保険診療を中心に行っていますので、保険の中で予防できる処置を行います。(ブラッシング指導や歯石取り、歯茎のマッサージなど)染め出しによる磨き残しのチェックも行い、患者様にご自分で見ていただくようにしています。染め出しとは、染め出し液を歯に塗ると歯垢に反応して赤い色が付くため、磨き残しの部分が確認できるものです。

患者様のお口の中に対する関心度が高くなっており、予防に積極的な患者様が多くなっています。自分から次回の検診の予約をして帰られる方もいらっしゃいます。また、あまり長い期間ご来院されていない患者様にはお電話でご来院のおすすめを行っています。

お子様の反対咬合の治療に対応

小学校低学年くらいまでのお子様で反対咬合(受け口)治療を行っています。骨格に原因がある反対咬合は、早期に治療するほど効果的です。反対咬合のお子様は、上顎が小さく下顎が大きい傾向にあり、治療は上顎の成長促進と下顎の成長抑制を行って、上下顎骨の大きさのバランスを改善することでその後の正常な成長発育を促します。

治療方法は、床矯正装置(プレートタイプの矯正装置)を患者様に装着していただき、数日~1週間の短期間で治療が終了します。

審美に対する患者様のご要望にさまざまな方法で対応

近年は見た目を意識して、白い歯を求める患者様が増えています。審美治療では、患者様の希望により自由診療になりますが、e.maxやジルコニアにも対応しています。

また、2014年4月より、小臼歯(4番、5番)のみ保険診療でハイブリッドCAD/CAMが適用になりました。プラスチックよりは自然の歯にちかい白い色になり、強度もあります。従来は保険診療では銀歯かプラスチックしか使用できませんでしたので、周りの歯と色が合わずに目立っていました。ハイブリッドCAD/CAMが使用できることにより、保険診療希望の患者様にも治療がしやすくなりました。

当院ではホームホワイトニングにも対応しています。ご自宅で薬剤とマウスピースを継続的に使用することで、白くきれいな歯を実現できます。

患者様が多い入れ歯作製とメンテナンス

当院には義歯・入れ歯の作製やメンテナンスの患者様が多く来院されています。従来の部分入れ歯では金属のバネに違和感を抱く患者様が多く、その場合「スマイルデンチャー」をおすすめしています。スマイルデンチャーとは、プラスチック製の義歯床で義歯を支えます。口を開けてもバネが見えないため審美性に優れています。いままで金属製のバネに悩んでいた患者様には満足していただき、大変喜んでいただいています。

また、入れ歯を長期間、我慢して使っている方が多いようです。入れ歯を入れっぱなしでメンテナンスを行わないと、入れ歯が原因で潰瘍が悪性化する場合もあり危険です。義歯の具合が悪いと感じた時には来院していただきたいと思います。